たまには実家に帰って両親に顔を見せてやろうかと思う。しかし、田舎というのは超退屈なのだ。本の2~3冊は持ってかないと間が持たない。今回の帰省では「私の大学院合格作戦〈2005年版〉」を旅の友とすることにした。
JR上野駅から宇都宮線に乗る。幸い、上野発の列車なので席は座り放題だ。さっそく「私の大学院合格作戦〈2005年版〉」を取り出し、本の中に没入するが、馬鹿な子供が私の周囲で嬌声をあげている。いや、嬌声などという生やさしいものではない。
ここは動物園か?と言いたくなるほどの野放しぶりだ。親が見ていない隙に「私の大学院合格作戦〈2005年版〉」の表紙の角で奴らの眉間を思いっきりヒットしてやった。
非常にテクニカルな体験談である。が……
この本は大学院入試の現状を報告するための本である。ほとんどの投稿者が学生である。他大からの他大学院への入学歴である。とてもよく出来ている、ともいえる。大学生が読むならば、である。しかし、敢えて言わせてもらうならば、試験科目や研究論題へのもっと具体的な論述。書いた論文の転記、また、社会人でも通える大学院。などをもっと徹底して掲載して欲しかった。でも、これは就職活動的でないsenior用の体験談として秀逸である。次回も期待したい。

